廣久葛本舗 十代 高木久助
秋月本店の甘味処 葛茶房「葛の花」では、店主の10代目久助が一子相伝の技を継承し、丹精込めてつくった100%天然国産本葛(本くず粉)を、葛きり、葛もち、葛湯、葛そうめんなど昔ながらの葛料理で味わうことができます。料理の味は、すべて水で決まります。葛も水も自然がつくり上げたもの、 古処山から湧き出す清らかな秋月の水があればこそ、葛料理の味も際立ちます。築260年の歴史を刻んだ日本の伝統家屋、秋月商家のたたずまいのなかで、しばし時を忘れ、ここでしか味わうことのできない貴重な本物の本葛をお楽しみください。
また、葛きり、葛もち、葛そうめん、胡麻豆腐、葛湯などは、ご家庭でお楽しみいただけるよう販売(材料)いたしております。
当店の人気ナンバー1メニュー。オーダーが入ってからつくるため、つねにできたてが食べられます。葛きりにつけて食べる黒蜜は、厳選した沖縄の黒糖を使用。ぐつぐつ煮詰めるため深みのある甘さが出て、しかも後味がスッキリ。葛きりのもち味を損ないません。本葛と黒糖、どちらも本物の素材の味わいをお楽しみいただけます。 箸休めに高菜漬けが付いています。
もちもちとした独特の食感こそ、他では味わうことのできない久助本葛100%ならでは。葛きりとはまた違った味わいの一品です。黒蜜、きな粉のコラボレーションは、甘さも控えめで、どこかほっとするような昔なつかしい味がします。小さなお子さまから高齢の方、栄養があってカロリーが低く、さらに腹持ちがいいことから、とくに女性に人気の高い当店ナンバー2メニューです。箸休めの高菜漬けが付いています。
夏場の冷やし葛もちは、先代の9代目久助の妻が考案したオリジナルメニューです。ひんやりつるんとしたのどごしは、体の中から暑気払いできます。きな粉と黒蜜がついて、お好みでお召し上がり頂けます。箸休めの高菜漬けが付いています。
先代の9代目久助が、試行錯誤の末につくり出した自家製葛そうめん。本くず粉の割合を、他にはない5割にしているため、のど越しの良さは格別。本葛本来の食感をお楽しみいただけます。 夏は冷たくしてつけ麺で、冬は温かいにゅう麺でお召し上がりいただけます。
だしは北海道産の利尻昆布、うるめ節、さば節、かつお節を加えて引いた本格だし。9代目久助が何度も試作を繰り返し、こだわってつくりあげた日本の味です。素材だけでなく醤油やみりんなど調味料にもこだわった、当店だけでしか味わうことのできない逸品。この深く繊細な味わいのだしがとれるのも秋月の清らかな水のおかげです。一度、お召し上がりいただいたお客さまからは「絶品!」との声が寄せられています。
生姜味、抹茶味、小豆味、基本の葛湯(白糖味)、黒糖生姜味の5種は、先代の9代目が考案したバリエーション。お好みの味をお選びいただけます。いずれも桜の塩漬けのトッピングと、箸休めの高菜漬けが付きます。とくに寒い季節には体が芯から温まる人気のメニューです。
ぜんざいは、北海道産の小豆と国産のざらめ糖を、コトコトと2日間煮込んでつくっています。このぜんざいの上に、オーダーが入ってからつくった葛きりをのせ、さらにぜんざいをかけ白玉をトッピング。ふくよかな小豆の粒が立ったぜんざい、のどごしのよい葛きり、白玉のやわらかさ、それぞれの食感の違いが楽しいスイーツです。箸休めに高菜漬けが付きます。
抹茶と葛もちのセット。抹茶で有名な愛知県の抹茶専門店から仕入れた無農薬・有機栽培のものを使っています。ほどよい苦さの抹茶に、きな粉と黒蜜がかかった葛もちのやさしい甘さがよく合います。北海道産の小豆で作った餡子をモチモチの葛で包んだ葛桜(秋月小町)のセットもあります。