top of page

​一子相伝の伝統的製法のこだわり

本葛(本くず粉)は、

100kgの原料からわずかに7kgしか得られません。

0001_edited.jpg

廣久葛本舗では、毎年、葛(寒根)が本葛デンプンをたっぷりと蓄える晩秋から翌年春の芽吹きの前までの間に本葛製造を行います。
 原料が豊富な鹿児島県鹿屋の自社工場で、本葛になる前の段階(粗葛)までつくり上げ、それを秋月に持ち帰って水に晒し、寒の締まる日に伝統的な「舟入れ・舟上げ」を経て2ヶ月間日陰干しし、葛蔵で半年から1年間自然乾燥させます。

廣久葛本舗 鹿児島工場

pri001.jpg
0002_edited.jpg

 廣久鹿児島工場では、近隣の山野に自生する30から50年育った寒根を、自ら掘って工場に持参する掘り子と呼ばれる職人から買い取ります。
 自然の中で育った寒根は、育った山の土の成分や環境、成長の年月などによって1本1本、太さ、重さ、水分量、繊維の硬さなどが異なります。一律に管理することが不可能なため、一子相伝による伝統的製法を続けています。

pri014.jpg

秋月での仕込み ~本葛粉へと仕上げ

 古処山の裾野に広がる秋月は、古処山を源とする清水に恵まれ、冬季にはキュッと寒の締まる気候が特徴です。冬、鹿児島工場から運んだ粗葛をその井戸水(地下水)で晒し、伝統的な「舟入れ」「舟上げ」の工程を経て、葛蔵でじっくり半年から1年自然乾燥させると白く輝く久助葛が誕生します。

掘り子さんが寒根を掘り出し、鹿児島工場でそれを洗浄後粉砕し、ふるいにかけて本葛デンプンを抽出し、水で晒し、浮かし取りして粗葛にし、それを秋月に持ち帰り、舟入れ、舟上げの後、小口ブロックに切って葛蔵で2ヶ月日陰干しの後、半年から1年自然乾燥させてやっと「白い金」と言われる久助本葛ができあがります。
 これだけの行程を経るため、原料のわずか7%しか本葛(本くず粉)は得られませんが、葛本来が持つ力や昔と変わらぬ味を守るため、これからも一子相伝の伝統的製法にこだわり「久助本葛」をお届けしてまいります。

reki_zu01.png
reki_zu04b.png
reki_zu02.png
reki_zu05.png
reki_zu03b.png
reki_zu06.png

Photo​ Gallery

Photo​ Gallery

bottom of page